住所/山形県上山市新湯6-34
 TEL/023-672-3815
 営業時間/AM11:00〜 PM8:00
      (出前はPM7:00まで)
 定休日/木曜日
 暑い山形に、夏のんまいものあり!そうです。なんてったって冷やしラーメンです。 最近では、この山形生まれの冷やしラーメンも、県外でもお目にかかるようになりましたが、やっぱり、冷やしラーメンは山形の夏を代表する味覚ですよね。
 ということで、おいしい冷やしラーメンを求め、今回、私たちpipi取材班がやって来たのは、上山温泉の《味津肥盧(みつひろ)》です。

 上山と言えば即、温泉ですが、ラーメンに熱い情熱を注ぐ有志で作られた「もへず会」という会があるくらいラーメンのおいしい街でもあるのです。
 ちなみに、「もへず」とは、上山名物“全国かかし祭り”のかかしの顏に書かれている、へのへのもへじがなまったんだそうです。

《味津肥盧》自慢の冷やしラーメンは、その名もズバリ『かみのやまラーメン』。冷たいのに、脂が浮くこともなく、透明な醤油味のスープは“かつお”と“さば”のダシが効いたさっぱり味で、涼感を誘い、思わずスープも飲み干しちゃいました。具には、炒めた青菜とすいかも入っていて、これまた山形の味って感じです。この『かみのやまラーメン』は、上山市のラーメンを愛する人でつくられた「もへず会」で創作したラーメンで、夏場は、冷やしラーメンの“夏物語”、冬場は蔵王の樹氷に見立てたさらしねぎのはいった“冬物語”と、季節に応じて楽しめるラーメンです。

ふ〜、満足、と思ったら私のお腹の虫は冷やしラーメンの旨さで、暴走を始めてしまったのです。
 次は、夏の定番『冷やし中華』も催促しています。こうなったら、もう私にも止められません。いただきま〜す。(^○^) 《味津肥盧》の冷やし中華は、ホントに具がたっぷりで、まるでサラダの様です。しかも酸っぱすぎないので、最後までさっぱり感を満喫しながら食べれます。ふ〜、またまた満足です。

 ん?店内に何やら畑作業をしている人の写真が貼ってあります。あら、《味津肥盧》のご主人・秋山さんも写っていますね。これって何してるんですか?と質問したところ、秋山さん他、上山温泉の6店のそば屋さんで、「明日のそばを語る会」という会を作って、ナントそばを自分たちで植えているというのです。
 うわぁ〜、すごいですね。手打ちそばとはよく耳にしますが、手育てそば(?)っていうのは初めてです(くわしくは、【そばづくり奮闘記】をご覧ください)。こんなそばへの熱い情熱を聞いてしまっては、そばを食べずにして帰るわけにはいきません。『板そば』一枚!、ということで、出てきた板そばはナント2人前!これは、そば好きな方へのサービスとして、2人前を880円でだしているんだそうです。なめこと大根おろしもついて、そば好きも大満足間違いなしです。
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 ここで《味津肥盧》の味のベースとなっている醤油をご紹介。マルヤマ醤油で有名な《庄司久仁蔵商店》の淡色上級しょうゆ〈白玉〉と濃厚上級しょうゆ〈鳥海〉です。そばとタレにこだわるご主人が使っているのだから、美味しいことまちがいなし。ご主人いわく、ダシをとる“かつお”と“さば”にとっても相性がいいのだそうです。みなさんもプロが認める味をお試し下さい。


《庄司久仁蔵商店》  
 ◆ 淡色上級しょうゆ〈白玉〉 1.8リットルビン 680円
 ◆ 濃厚上級しょうゆ〈鳥海〉 1.8リットルビン 680円
  1リットルボトル 420円


左: 白玉 右:鳥海

おすすめメニュー紹介

■板そば(2人前:なめこ、大根おろし付) ¥880
夏は細目のそばに薄めのタレ、冬は少し太めのそばに濃いめのたれと、そばの楽しみ方にとことんこだわった《味津肥盧》の板そば。レポートでもお伝えした通り、そば好きのためにと2人前をこのお値段で出してます。8月には、山形県でしか収穫できない「夏そば」を期間限定で出すとのこと。吟味したそば粉で打った、香り高いそばの味をお楽しみください。

■かみのやまラーメン“夏物語”  ¥750
 もへず会の逸品、上山ラーメン“夏物語”は、山形の夏の風物詩、冷やしラーメン です。具には、大きめのチャーシューと、スープの味を損なわないように、あっさりめ味付けで炒めた青菜の他、のり、チャーシュー、ねぎ、メンマ、ゆで玉子、紅しょ うが、さらには、すいかも入った具沢山の冷やしラーメンです。スープは、“かつお”と“さば”のダシが効いたすっきり醤油味。具、スープ、麺が織りなすこの涼感は、暑い山形の夏にぴったりです。
■冷やし中華  ¥700
《味津肥盧》の冷やし中華は、これまた具沢山。トマト、きゅうり、ねぎ、メンマ・・・と9種類もの具がのっています。タレはだしの効いた醤油味で、お酢が苦手な人でも美味しく食べられるように、あえて酸っぱさ控えめ。でも、お客様の好みに応じてお酢の量を加減してくれるそうなので、お気軽に申し出てくださいね。

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